地域の医療と福祉を支える「桑の実会」

心と身体の両方にアプローチ

すべての人に最良となる福祉サービスの提供を目指す桑の実会は地域福祉には保育・介護・医療の融合が欠かせないと考えています。クリニック、通所リハビリ施設、居宅介護支援事業所、保育園の4施設が複合した幼老複合施設を開設し、総合的な医療福祉事業を展開しています。施設は木造ですが、天井が高く作られているため、明るく開放感があります。また、保育園の園庭を中心とした作りになっているため、施設内にいても子どもたちの笑い声が聞こえています。交流を通じて、高齢者は子どもたちから元気をもらい、子どもたちは高齢者から知恵やマナーを学べる環境になっています。
また、リハビリを主体とした通所型施設を併設しているため、自宅からの送迎サービスや健康観察、入浴や食事、排泄といった日常動作のケアと、リハビリを目的としたアクティビティサービスの両方を行っているのも大きな魅力です。利用者1人ひとりの目標に合わせて、介護士や療法士、医師、看護師がチームとなって目標達成のサポートをしています。
このように、身体だけではなく心にもアプローチできるように、桑の実会ではリハビリやアクティビティサービスを融合させたさまざまな取り組みを行っています。

心と身体の両方にアプローチ

合同イベントを多数開催

桑の実会では高齢者と子どもたちが一緒に楽しめるイベントをたくさん企画・運営しています。例えば、高齢者が焼いたサンマやすりおろした大根おろしを子どもたちと一緒に食べるイベント「サンマ祭り」は高齢者と子どもたち、両方から人気があるイベントです。高齢者が中心となって準備し、子どもたちがそのお手伝いをするわけですが、子どもたちの多くは大根おろしや骨がついたままのサンマを食べたことがなかったそうです。子どもたちはこのイベントを通して、「大根おろしはからくて子どもの舌には合わないこと」や「サンマは美味しいけれど骨を取るのは面倒なこと」を学び、高齢者は子どもから元気なパワーをもらったり、優しい気持ちになったりしたそうです。

地域の人が安心して生活できるように

桑の実会の最大の特徴は内科や循環器科のクリニックを併設していることです。いざというときも安心できますし、予防接種や健康診断も実施しているため、利用している高齢者や子どもたちだけではなくご家族や施設で働く職員、地域の人々の健康もしっかり管理できるようになっています。
クリニックで病気やケガを治療し、通所リハビリではそれぞれの目標に向けてリハビリに取り組み、居宅介護支援事業所では在宅介護に悩む人々をサポートし、保育園では未来を担う子どもたちの心と身体を育み、と世代を問わず地域全体が活気づくように尽力しています。